きょうはく

zushonos2009-06-25

るしい中、ひさしぶりに心地よい打ち合わせがあった。さあてどうやって実行に移すかね。

6件目の居住地外散髪は、四万十大正の古めかしいつくりの散髪屋だった。外に屋号の書かれた看板なしで、くるくる棒のみ。この手の散髪屋は道後に続いて2件目だ。こいつは期待できる。つうか、道後以外にも屋号なし散髪屋があるのかと感心した。が、この時点では、四国特有の文化かもしれないと思っていた。
理容師は、道後のじいさまよりはお若いが、70を超えたじいさまであった。が、道後の散髪がゆったりペースだったのに対し、こちらの散髪はそれに比べるとてきぱきという感じであった。
散髪台と鏡の間というか、鏡のすぐ下の、道具を置いておく長い棚が、黒光りする、長年使い込まれた木製の台で、近年散髪屋を建て替えようかと思っていたら、地元の名士風味の人物から「この棚が文化財的な価値があるので建て替えはしないでくれ」とかなんとか言われたという話が印象に残る。
また、このときは、剣山スーパー林道で派手に転倒してジーンズの膝に穴をあけ、膝もわりと広範囲にすりむいていて、その対策で消毒液を買おうと立ち寄った、(四万十大正ではない)古い町の古い商店街の古い薬屋の若くはない店員のふるまいがきわめてミステリアスで、せっかく購入した消毒液の使用がためらわれたことも思い出深い。