期限と事件

zushonos2007-09-08

早朝ラジオを聴いていたら、

冷蔵庫で食品を腐らす日本人 (朝日新書059)

冷蔵庫で食品を腐らす日本人 (朝日新書059)

の紹介をやっていた。著者自ら出演して、アナウンサーが執筆の意図などを聞き出すという構成で番組は進む。ラジオで語られた内容はなかなか耳の痛い話で、自宅の冷蔵庫がまさにこの本で問題提起されている有様(賞味期限切れのものが満載だが、一見して大丈夫なものはもったいないので腐るまで捨てない)になっていた。見苦しい言い訳をしておくと、自宅の食材購入や調理は嫁に任せきりで、口出しする資格はないかもしれんが、胃腸と精神が脆弱な私は、自分が「賞味期限切れ」と認識してしまったものを食うと腹を壊すことが多いので、積極的に捨てろ指示は出す(勝手に捨てるといろいろと争いが生じる)が、聞き入れてもらえない。
この本を読んだら意識を改めてもらえるかもしれんと思ったが、以前「家を片付ける」という趣旨の本を読んでもらおうと持ち帰ったら、それ自体が山積みの本の一部になっていたことがあるのも思い出された。

朝、嫁が外出して、一人で在宅中、食器を洗っていたら、固定電話の呼び出し音が鳴った。昨日早朝、祖母から台風の影響を心配する電話がかかってきたが、固定電話が鳴ること自体が近年ではなかなか珍しい。
電話に出てみると、相手は名乗らずいきなり用件を喋り始めた。「○○にある××を△△に移せ」という指示である。
いまどき(あえてトラディスィオナルな呼び方で)おれおれ詐欺かと判断し「どなたですか」と聞いてみる。相手はまず笑う。ますます怪しい。続いて「□□です」と名乗った。あら、嫁ですか。
机の上にある水入りペットボトルを冷蔵庫に移してほしいという指示であった。


その後トイレに行って、使い切ったトイレットペーパーの芯を眺めていたら、内側に071204という数字が印字されていた。まさか消費期限か。間に合ってよかった。

後ろに移っている未使用トイレットペーパーの芯には日付とは思えない数字が印字されているが気にしない。