きみならどうする

zushonos2007-09-05


BS2で放送している「FBI失踪者を追え」をみた。私はあまりテレビをみないが、この番組は特別だ。しかも今日はダニー(声:小山力也)が主役で、過去の経緯から普段は疎遠にしている兄が失踪、自ら捜査に当たるが疎遠となった原因の再発が見え隠れして葛藤しながら、随所で思い起こされる過去の情景は、父親との関係が辛い中で、救いとなっていた兄との絆が想起されるというかなんというかそんな内容。私はたまらず落涙。
メインキャストのFBI捜査官は5人。失踪事件が起きて、5人はチームでこの解決にあたる。毎回だれかが主役になるのだが、残りの4人もいろいろ問題を抱えていて、毎回少しずつそれぞれの問題が展開していくのがたまらんよ。次回予告をみた限りでは次回はボス(声:あおい輝彦)の白昼夢話に思えたがどうじゃろか。出張先で無事視聴できれば良いなあ。

早朝、雨が降ったり止んだりを繰り返す中、趣味でバイクに乗っていたら、3車線の道路であるにも関わらず、混雑して停滞気味で、前方でいささか不自然な車線変更をする四輪が連続するという現場にさしかかった。近づいてみると、横倒しになったバイクと、そのバイクと接触したと思われる四輪が真ん中の車線で止まっていて、車線変更の四輪はそれを避けていたのだということがわかった。
事故の原因はわからないが、四輪の運転手(おばちゃん)は車の側に立って警察か消防に電話中。二輪の運転手は必死でバイクを起こそうとしているが、どうやら事故で怪我をして片腕が動かせなくなっているようで、苦戦している。
今年の冬に単独で転倒したとき、スクーターに乗った兄ちゃんに助けてもらい、とても助かった(がその後兄ちゃんはスクーターで走りながら喫煙した挙句火のついた煙草を路上に投げ捨てたので評価は著しくマイナス)ことを思い出し、私はハザードランプを点灯し、自分のバイクを路上に止めて、バイクを起こし、路肩に寄せるのを手伝った。
兄ちゃんは、片腕が動かせないのに、バイクを起こすときも、路肩に押していくときも、必死で自分でやろうとしていた。責任感のある行動だと感心したが、痛くないのだろうかと心配になった。兄ちゃんは私に礼を言ってくれた。
路肩には、たぶん事故の様子を見ていたであろう第三者のおばちゃんがいて、兄ちゃんのことを心配していた。私に「助けてくれてありがとうねえ」といった意味のことばをかけて、兄ちゃんに「あんた大丈夫かい」といった意味のことばをかけた直後、たぶん安心してようやく冷静になった兄ちゃんは、腕が痛いのに気づいたらしく、うめき声を上げ始めた。事故の相手と思われる四輪も、少し前方の路肩に移動したのが見えた。
歩けるならまあ大丈夫だろうと思い、私は兄ちゃんに「お大事に」と伝えて、その場を去った。半端に面倒を見たような気もするが、事故の瞬間を見ていない以上、その場に残っても役に立てないのでまあ良いか。

水面下からの帰りがけに、目下の業務について悩む同僚の秘宝館愛好家にちょっかいを出していたら、またぞろゲームブックの話になった。彼はまさるさんと違い、さいころを振って出た数字に細工をしてしまう派だったそうだ。そのほかケイブンシャの大百科シリーズや学研ひみつシリーズの話、その手の本で秘宝館愛好家が幼少の頃熟読したという「登山入門」(仮)の話をした。「登山入門」(仮)は、その後手放してしまったそうだが、今なら5000円払ってでも手に入れたいそうなので、心当たりがある人はコメントを書いてくださいませ。25年以上前に出版されたと思われる、子ども向け、漫画主体で山登りのノウハウや山登りクイズが満載の「登山入門」ですよ。
クイズは主人公の男児と女児の掛け合い漫画で進んでいくそうです。正しい山の登り方はどれかという問題に対する回答の選択肢に「木の根を踏む」というものがあり、男児がこの選択肢を選んだところ、女児が「そんなわけは無いだろう」と否定するというやりとりがあるそうです。ところがこれは読者のミスリードを誘う一節で、実は「木の根を踏む」は正解、その理由は「ふくらはぎを刺激するから」というものだったそうです。
なんだかですます調になってしまいましたよ。
社会思想社から出ていたゲームブック「きみならどうする食料問題」は、ウォーロックのレビューでやたら誉められていたような気がするが、あれはつまり自社広告記事だったのかもしれないなあと、20年を経た今、思い当たった。