かわいらしい

動物はかわいらしい。特に野鳥が良い。スズメやカラス、ハトはそこらじゅうにいるが、犬や猫と違ってそう簡単に触らせてはくれない。警戒心が強いやつらはすぐに飛び去ってしまう。かわいらしい上に緊張感を持って対峙しなくてはならない。たまりませんなあ。

自宅は多摩川に近く、多くの種類の野鳥が飛んでくる。ただの鳥好きから、少し知識を持った鳥好きになるため、図鑑を購入して楽しんでいる。図鑑と照らし合わせながら見ていると、スズメ、カラス、ハト、メジロ、ツバメ、シジュウカラオナガセキレイ、カモ、サギ、ムクドリヒヨドリなど、実はそんなに珍しい鳥ではなく行くところに行けばいくらでもいるような種類なのだが、ともかくそいつらが家の近くにたくさんやってくるのだ。図鑑と「ぶたぶたくんのおかいもの」のおかげで、オナガの鳴き声「じぇー」は聞き分けられるようになった。

俺様の「かわいらしい」「かわいい」はもっぱら動物やおもちゃなどに向けられるもので、人間に対して使われることは滅多にない。いやしかし5歳未満のキッヅや推定75歳以上のおJちゃんやおBちゃんに使うことは多いかもしれん。ともかく十や二十歳、三十路に四十路に五十路に六十路の人間に対しては滅多に使わんのよ。イソジンガーグルもとても苦手で滅多に使いませんことよ。

そんな俺様が、テレヴィジョンコマーシャルメッセージを見て思わず「かわいい」と言ってしまった。同じCMが流れるたびに「かわいい」と反復してしまう。「生絞り」のCMの中島みゆきさんのありさまがかわいいのである。嫁には笑われる。しかしあと5回くらい繰り返していたらうるさいと怒られそうだ。



以下運動日記:相手がガードポジションのときベースを作って立ち上がる。片手は胸のあたりでグリップ、反対の手は相手の袖を上からつかむ。袖を引き揚げながらその側の足を帯の横まで踏み出す。反対の足も帯の横まで踏み出し、腰を落とすようにしてから改めて立ち上がる。袖は引っ張り続ける。相手が四つ這いのときに首をとる。横について、手前から相手の首を巻き、襟を深く取る。反対の手は相手の胴を向こうから抱え込むようにし、先ほど取った襟と反対側の襟を取る。帯のあたりで、こちら側はきつくしすぎないようにする。そのまま相手の頭の方に自分の体を横移動し、胴に回した側の胸や脇が相手の頭上に来るような位置に移動。スイッチの動きのようにして、胴の側の足をもう一方の足と相手の頭の間から外に出し、体重をかける。それに対して相手が首を縮めて守ってきたときは、手前側の手を自分の足でフックし、足を四の字にして腕十字を狙いつつ首も狙う。きちんとフックできたら自分の体を伸ばし、体重をかけた後、反らしていく。どちらの足でフックするかは状況次第。四つ這いになった側の防御は、首を守りつつ、相手の膝を手で制しながら回転、ガードポジションへ。スパーは体が動かない。すぐに潰されるのをなんとかしたい。マウントをとられた後の抵抗は従前よりはましになったような気がする。