マンセー

秋葉原でアルバイトをしていたとき、社員の人(薄給。2年後店長になったが依然薄給。その後失踪)が「こんど万世の5階でご馳走してやる」と口約束し、何かの弾みでそれが実行に移された。秋葉原の万世ビルは、フロアごとに店の形態が異なっていた。それまでは万世ビルに行っても、地下のラーメンか1階のカツサンドで、それでも割高感を感じていた。5階は未知の領域だったが、おそらく階が上がるごとに高級になっていくと推察された。それは社員の人にとっても同様で、5階がしゃぶしゃぶ屋だというのが判ったのは当日ビルに行ってフロア案内を見たときだった。しゃぶしゃぶ屋のメニューは5,000円を下限としたものだった。ご馳走様でした。近くのテーブルで飯を食っていた、そこそこかっこつけた身なりの男女連れ若造の会話に「シャアザク」てな単語が出てきたのは、今思えば立地上仕方がなかったのだろうか。


喉の調子が引き続きよろしくない。一時のように咳の連発はなくなったが、ともかく腫れがひかず、何かにつけて痛みを感じる。人生において、放置して直る時期を通過してしまったのかもしれない。2週間前までのように、風邪と診断された症状(鼻や腹の調子も悪かった)はなく、発熱もないので、耳鼻咽喉科にかかることにした。どうして咽喉を略して耳鼻科ということが多いのだろう。4拍ならジビイカかジビウカまたはジビインじゃろうに。

18時ころ、会社をいったん抜けて、近所の耳鼻科に行った。いつもかかる内科は、平日の夕方といえば大混雑で、待合室で余計に体調が悪化してしまうのが常なので、耳鼻科でも待ちを覚悟したが、患者はわずかしかおらず、ほぼ待ち時間なしで診察を受けた。喋っている内容は別におもしろくないのだが、妙な抑揚でずっと喋る医者で、楽しめた。喉の腫れは慢性的になりつつあるので、薬でいったん治しきってしまおうということになった。

医者では処方箋を渡された。紹介された調剤薬局はすぐに見つからなかったので、会社に戻る途中の薬局に行った。ここも他に客がおらず、すぐに処理してもらえた。薬の説明をしてもらっている最中に薬袋を見ると、書かれた名前が自分のものではない。薬の内容はたしかに自分のものだが、やや気持ち悪いのでラベルを作り直してもらった。1日3回の飲み薬、1日1回の飲み薬に加えてガーグル。

今日、薬を飲もうと、鞄から袋を取り出した。袋の裏書が目に入った。袋を間違えたのか、在庫処分か。上に写っているのはついに入手したステーキ皿です。

以下運動日記:足運び。まだ背を丸くするのが足りない。マウントで上半身をかぶせたとき相手が手を使って距離をとってきたら、その手を狙う。狙った手の外側から+内側から手を絡め、相手の胸の上に手のひらをつく。その手を軸に回転。頭をまたぐ足はできるだけ伸ばす。いったん相手の上に座るようにして腕十字。膝を閉める、腰を相手に密着させる、腕はきっちりつかむ。エルボーエスケープ。エビで体の向きを変えたときに思い切って膝をひきつける。膝が浮くと相手の足にひっかかったりしてうまくいかない。とエスケープされそうになったときの動き。相手が体の向きを変えた瞬間、膝をひきつけられないうちに、こちらも体の向きを変え、相手の膝・肘の間に足を割り込ませ、胴に密着させる。反対の膝は相手の頭の下へ。胴の側の手を相手の腕にからみ、反対の手は頭を抱えて相手の手首を確保。スパーは相変わらず。しかし、ほぼ同時期に道場通いを始めた人で、ガタイは相手の方が圧倒的に強力な人からマウントを取った。やはり力だけではないのだなあ。