水面下のはるか上空に、名目上は「役員室」とされている部屋がある。直通のエレベーターはなく、いわゆる最上階からさらに階段で上がった位置にあり、建物内では屋根裏的な立地ではあるが、南側の壁は一面ガラス張りで、東京のウオーターフロンツをやや遠く…
あるものに対する評価を「◎」といってしまう感覚からして看過し難い。阿蘭修次のせりふ「死後は◎だぜ」は、私が米原秀幸の作品ならば無条件で肯定するという思考回路になっているからこそ受け容れられた。あまつさえこの例では自画自賛のために「◎」を使って…
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