宇部線にないもの

zushonos2008-04-17

米原秀幸漫画はすべて素敵なのだが、取り立てて書くならば複線ならぬ伏線が素敵だ。
今週のダイモンズでは、伏線を消化したというよりも、新腕が新たな伏線を予感させた(あまりにもあっさり右腕を文字通り手放したので少々笑ってしまったが)。たぶん、ユミのときに「腕がない」「鉄の腕しかない」とあったので、なんかそのへんで泣かせてくれるのだろう。また、南の島の姉弟生存(あのパートはもしかしてふしぎの海のなんとか島編へのオマージュか(島編がまたいろいろなものへのオマージュだというが))が判明したことにより、楠元刑事もきっと生存しているわけで、しかもヒロコがあんなことになっているし、ベッケル博士も開き直ってしつこく付きまとうことが判明したので、冗長だと思われていた過去編にきっと素敵な伏線が仕掛けられていたに違いない。しかしちょっと思い出せんなあ。
プログレスは一応ヒロコをミミズで殺しかけたわけだし。ああ、あれだ、その後のウダヒマ編までの間に何かがあったということなのだろう。そうするとアランの死亡はまだ明らかになんっていないので、きっとアランも絡んでくるに違いない。ゼスモス全開の背景描写でも、たぶんすでに殺した4名とロバートくん、よし子あたりしか出てきていなかったと思う。ところであの死んだ人背負って闘う描写はガンダムへのオマージュだなきっと。
いやまてよヘイトとヒロコが結婚したのはロゴスディア入社後だろうから、「ウダヒマ編」「虎少年編」「中高立志編」に続く回想シリーズ「サラリーマン編」が入ったりするんかな。
ともかくいよいよ大詰めだ。楽しみです。