み ぎひ だり

zushonos2007-08-31

徳島に到着。
救命胴衣を着用したマネキンが素敵だ。
フェリーは思ったよりも快適で、前日の寝不足も幸いしてよく眠れた。
冷房が強力すぎて、本来は1人1枚の割り当ての毛布を3枚も使ってしまった。周囲を見渡しても同様で、それでも毛布は山積みで余っているという混雑状況であった。
船内放送が、デパートの館内放送(そういえば最後にデパートに行ったのはいつのことだろうか)のような、妙な抑揚なのが気になった。あの抑揚の意図は何なのだろうか。気に障らない程度に気になる異質さを醸し出して、耳を傾けさせるということか。
ゲームコーナーには、フェリーには付き物の15年以上前の体感ゲーム(この用語もいま考えると何が体感なのかよくわからん)と格闘ゲーム脱衣麻雀が並ぶ。スーパーウーハー、チューンアップ。

売店の漫画雑誌にチャンピオンやモーニングがあるのが良心的だ。10年ほど前に初めて長距離フェリー(しかも34時間)に乗ったとき、食料も暇つぶしの道具も、何も用意せずに乗ってしまい、どう過ごすか途方に暮れた。仕方なく売店にあった唯一の漫画雑誌を買ったのだが、それは漫画サンデー。いわゆる「サンデー」たる週刊少年サンデーではなく、いわゆる「マンサン」たる漫画サンデーである。掲載漫画で存在を知っていたのは「静かなるドン」のみ。ほかの漫画も我慢して読んだが、15分で読了という辛い思いをしたことがあった。まあ今ならサンデーでも同じ状況かもしれんなあ。チャンピオンとモーニングなら1時間ずつくらいいけるだろうが、今回はすでに立ち読み済みだし、眠って暇をつぶせるので買わなかった。
電話やPCで暇つぶしをしている人が目立つ中、君主論を読んでいる人がいた。その人が寝ている横のコンセントを使わせてもらって充電した。

(8)みだりに「みだり」ということばを使うこと。
ところで国語辞典で「みだりがわしい」ということばを初めて認識した。どんなテクストで使われているのか知りたい。