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宙吊りのあれ


日曜日のツリーイングは極めて楽しかった。大して体力もいらない。登攀用ロープのお膳立てさえしてもらえれば、ちょっとした道具を使って、とても簡単に高いところに登れる。どのくらい簡単かというとブルワーカーの広告並みに「まったくカンタン」。木の間に渡したシート(ツリーボートというようだ)がまた快適で、これにシェルターをつけて鳥からわかりにくい状態でじっとして、猛禽の調査をするといったことにも使われるらしい。たまらんね。みんな遊ぼうぜ。http://treemaster.jp/ でライセンスの発行もやっている。水面下から地上へ、この技術で登ってやりたいぜ。

ツリーイングの余韻が残るうちに、火曜日は某所でシーリング(水面下業務の延長)。今回私の担当はもっぱらシーリング済み商品の箱詰めと積み上げ。今回の商品はなかなかの重量物で、私にとっては積み上げ行程がアトラスストーン競技。と思ったらhttp://www.theworldsstrongestman.com/の2006年大会の模様が2/8の19:15からBS1で放送されるらしいぜ。

水曜日の夜、洗濯物を片付けていたら、嫁の携帯電話に電話がかかってきた。電話の主は嫁妹と表示されていたが、嫁が電話に出ると相手は「おれ」と名乗った。ちなみに嫁のばあちゃんは東北の人で、一人称が「おれ」(アクセントは「お」にある)であったそうで、嫁姉妹も親しいものとの会話ではこの一人称を使うことがままある。
さて、電話の「おれ」は、嫁に対して何らかの料金の振込みを要求してきた。この電話に先立って、嫁と嫁妹の間で、そのような約束が取り交わされていたらしい。嫁が「正確には何円、何銀行に振り込めばよいのか」と確認すると「○○銀行」という回答。
このあたりで面白くなってきたので、嫁がスピーカホンに切り替えて、私も会話に参加した。こちらで喋った内容をA、電話機から聞こえてきた内容をBとすると、
A「あなたは誰ですか」
B「おれだよおれ。事故を起こしたので120万円(当初金額とは桁違い)振り込んでくれ」
A「高すぎます」
B「やっぱり110万円でいいや」
A「宅配便で送らなくても良いのですか」
B「命が惜しかったらとにかく振り込め」「(声色変わって)助けてー」
てな具合だった。
かつて嫁妹は電話越しのいっこく堂の「声が遅れて聞こえるよ」の真似で一世を風靡したが、それに続く電話芸だぜ。