ぎんぶらかるほるにや

先の土日に、故郷から姉と母がやってきた。姉とは夏に会ったが母とは正月以来だ。
母の様子がますます母の母に似てきた。姉に言わせると俺様の様子は父に似てきた。「歩き方がそっくり」(嫁・談)だそうだ。日曜日、姉とふたりで電車に乗る機会があったが、電車中での姉弟の会話は「労働と鬱について」とでもいうべき内容だった。若くない。

夜は2日続けてUNOにいそしんだ。カードゲームに興じるのは若いかもしれないが、題材がUNOというのは若くないのかもしれん。UNOはかつてコンビニエンスストアでも手に入ったと記憶するが、嫁実家の近所では手に入らず、駅前のスーパーまで自転車を駆った。少し若い。

土曜日は母姉嫁俺様の4名で銀座に出かけた。タイ料理を食い、茶葉を買い、宝くじを買うために行列を作り、ほかにも何かを買った。歩行者天国になっていた大通りで、プリンのような色のやつがキッヅに対して営業活動をしていたが、肝心のキッヅはやや怯えているように見受けられたため、俺様がやつに握手を求め、怖くないことをアッピールした、つもりが、黒いフードをかぶった俺様を見たキッヅは「かえって怖がっていた」(姉・談)そうだ。かつては各地の温泉で不思議とキッヅにモテモテだった俺様であったが、もう若くないのか。

4名の間で、興味本位に「銀ぶら」ということばが飛び交い「よくわからんけど若い人は使わん表現じゃないんかね」という結論にいたった。

日曜日は姉嫁嫁妹俺様の4名で目黒通りを歩き、家具屋をめぐった。その途中のスーパーでカルホルニヤを発見。こういうやつを見逃すようになったら、引退を考える時期ではなかろうかと、今思った。