ザ・松田

zushonos2011-03-28

松田町は寄の理容山岸にて散髪。
10ヶ月前に目を付けていたというよりも一度訪れた散髪屋だが、前回は閉店時刻が迫り、先客2名という状況で、断られてしまったのだ。
今回は月曜日も営業していて自宅を昼前に出発しても間に合う散髪屋という条件で調べたところ、小田原周辺の散髪屋は火曜定休ということがわかったので、ここを押さえとして想定し、googlemapsで調べると、同じく寄にあるらしい別の散髪屋を本命のつもりで出発したのだが、本命のほうはどうやら廃業済みだったので、理容山岸に決定。
寄の集落は、わたくしごときにはちょっと不思議に思える立地である。寄へ続く唯一の県道は、国道246号から分岐する。寄からは、東に抜ける林道があるにはあるが、県道の終点は普段閉鎖されている林道で行き止まり。県道については、国道から分岐した直後は新興住宅地があるのだが、それを抜けると、4kmほど、渓谷を見下ろす人気のない山道が続く。しかるのちに突然わりと大きな集落が現れる。たぶん宮地集落。宮地を含めた7つの集落をあわせて寄というそうだ。宮地からさらに先に進んだ弥勒寺集落に理容山岸はある。県道から細い道を数十メートル入る。途中から砂利敷き。
わりと小奇麗な店構え。理容師は60代以上と思われるおっちゃん。「バイクで来たのですが、どこに停めれば良いですか」「そのへんどこでもいいよ」というやりとり。つかみは良好な雰囲気。
理容椅子は2つ。あ、メーカー確認するの忘れた。FMヨコハマが大音量で流れている。
「どこから来たの」「川崎です」「じゃあツーリングでたまたま」「いや、いろいろなところで散髪するのが好きで」といったやりとり。よしよし。
いつものように2cm残して全体的に短くと伝えたあとは、ラジオで流れていたこともあって、地震の話が中心。途中で寄の成り立ちの話を聞いたりする感じ。ここに書いてあるような話をしてくれた。表記だと「やどりき」なんだが、地元の人は(少なくともおっちゃんは)「やどろぎ」と発音するという。よしよし。
丁寧に切ってもらったあとは、お茶までいただいてしまい、ついでに100円負けてもらった。結果、3500円。10年以上同じ散髪屋で散髪したことがないので、散髪しにくるのは難しいのですが、また来ますと伝えて退出。
箱根に行って大平温泉で入浴。こく(だランド)T(owl)を実戦投入。水色水色。
ところで寄入り口のセブンイレブンで別冊ゴラクを発見。初めてザ・松田を読む。いわゆるデレの松田を見ることになろうとは。