オッス、

zushonos2010-04-27

オーラということばを認識したのは北斗の拳だったので、昨今のオーラ安売りを見ると、そうじゃねえだろうと思って失笑してしまう。
20年くらい前、ちょっと素敵だと思っていた姐さんが「(北斗の拳のそれというよりは昨今もてはやされている類の)オーラが見えるので手を見せろ」と言い出したときは、ちょっとどうして良いかわからなくなった。オカルトねたは大好きなんだが、ちょっとそれを言っていい人と悪い人がいる。ちょっと大抵は後者なんだが、そういうことを言って良いというよりも言ってくれないとがっかりするのが、一級上のケンリくんだった。ケンリくんは「俺は竜を見た」と主張して止まないちょっと今風に言えばジャキガニストだったのだ。
ケンリくんは大学を卒業後、とある会社に就職した3ヶ月後、「ロボットを作る会社と思って就職したが、ロボットのように働かされる会社だった」という捨て台詞を残し、退職した。その3ヶ月後、失踪した。その3年後、ケンリくんの同級生がケンリくんに言及したwebサイトを見つけた。「家族も行方を知らないらしい、情報を知っている人がいたら教えて欲しい」という内容だった。1ヶ月後、同じwebサイトに「ケンリくんの行方はまだわかりません。もう諦めました」という内容の文章が掲載された。当時は「1ヶ月で諦められるなんてケンリくんらしくて素晴らしい」と思っていたのだが、年を経た今、「あれはさる筋から圧力がかかったのだ」という確信に変わった。
ケンリくん元気かなあ。