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zushonos2009-03-27

昼下がり、駅前の立ち食い蕎麦屋の入り口に、ちょっと面白い手書きの貼り紙があったので、写真を撮ろうと思ってコンパクトカメラを取り出していたら、おっちゃんというよりも初老から中老という頃合の店主が出てきて、大きく高い声で「何、何の用よ」と言った。ちょうど昼の部の営業が終わっていったん休憩の時間帯でもあったらしく、店内に客はいなかったようだ。
「いやあ」と答える俺様。
「何の用なのよ、あれだったら警察呼ぶよ」とまくし立てる店主。
なにィ!?面と向かって不審者呼ばわりされたのは初めてだ。頭にくる前に動揺して、うまい切り返しが思いつかない。
素直に「おもしろいことが書いてあるから写真撮ろうと思ったんですよ」と言ってしまう。
「何が面白いのよ」
「そこに書いてある○○というそれです」
「じゃあとっぱらっちまうよ」と言い放つと同時に宣言を実行した店主は、続いて暖簾を片付けたりし始めた。
不審人物扱いされたまま誤解(ある種正解かもしれんけど)されたまま、その場を後にして改札口に向かった。電車が来るまで少し時間があったので、改札口付近で花の写真を撮っている間も、店主が大声で常連客らしきおっさんと何かしゃべっているのが聞こえた。警察官が来るのではないかと半ば期待したが、電車が来る方が早かったので、現場を後にした。
趣味の活動も大変だ。