入門大百科

zushonos2008-11-17

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ハイクでゲームブックというお題が上がっていた。この話題が出てきたら、稀覯本ゲームブック入門大百科」の出番だ。さっき編集後記ゲを検索したら、ゲームブックの話題は何度も出していたが、意外にもこの本の話をほとんど出していなかったようだ。この本の話を読みたい場合は2へ、そうでない場合は例の番号へ行け。

2
ケイブンシャの入門大百科シリーズはおかしな本だ。残念ながら子供だましの内容が多かったように記憶している。んが、このゲームブック大百科は、子供だましの中にも光る内容がある。特にすばらしいのが「シミュレーション日本シリーズ西武VS広島第8戦」である。驚くべきはこのとき工藤公康が投げているんだな。

巻頭のグラビアページはふるっていて、最初は"ゲームブックのルーツ1「ボード版RPG」"、いわゆるテーブルトークRPGが紹介されている。D&Dクトゥルフ、トラベラー、指輪が紹介されている。最後のやつはどうやら英語版。次が"コンピュータRPG"(英語版ばかり)、次が"すばらしきフィギュアの世界"、次が"あると便利な小物たち"とあって、その次からやっと"ゲームブック傑作選"となる。いずれもそれなりに興味を引くレイアウトになっているとは思うが、いかんせんどうやって手に入れれば良いのかという説明が一切ない。まあ入門大百科を買うキッヅには追加の出費は不可能だろうから、なんとなくあこがれていれば良いのだろう。実際私と姉もそうだったが、どうやってかぎつけたのか、その後10年くらいかけていろいろ手に入れたものだ。

いろいろあって


既刊ゲームブックを1ページ3本ずつ紹介という強引なカタログがある。タイトル、出版社、著者、価格、紹介文のほかにパラグラフ数が大きく表示してあるのが興味深い。
それにしても白泉社もけったいな本を出していたのですね。

んで、「入門大百科」というのがそもそもおかしいような気がする。