宗方仁

zushonos2008-08-22

業務の都合で早起きして羽田空港に行き、高知竜馬空港へ飛んだ(もちろん飛行機が。そして俺様はその飛行機に搭乗して)。
空港からバスで高知駅に移動する。高知空港までバスで移動というのは過去何度かあったが、高知空港からバスに乗るのは初めてだ。車窓の風景も(車線の反対側が見えるくらいだが)いつもと違う。新鮮だ。
高知駅は直進◯km」という標識をバスが右折したときは、きっと駅の北側のバス停を経由するのだろう、というくらいに思っていた。それよりも、車線が狭いのか、運転手の癖なのか、どうにも左車線の車に過剰接近風味なバスの挙動が気になった(実際いちど左の車が明らかに俺様が乗っているバスに対して盛大にクラクションを鳴らしていた)。
が、その数分後に俺様はそれまでのもろもろが雲散霧消するほど大きな困惑をおぼえることになる。
バスは結局バス停を経由することなく高知駅に直行した。駅の北側からアプローチするという予測は当たっていた。ただし駅の北側に出たのは駅のすぐ手前。高架をくぐってすぐ駅のロータリーに入ったのである。
ん?高架?つうかこのナウい駅は何だ?高知駅のロータリーは駅の南側だったはずだ。路面電車はどこだ?
つまり高知駅は従来の駅の北側に高架化され移築されていたのである。従来の駅は更地になっていたのだが、更地越しに、昨年まで何度か喫茶店を利用したホテルの姿を認めるまでは、自分が立っている場所が高知駅だとは信じられなかった。
その後電車に乗る。一両のワンマン電車で、乗車率は八割くらいか。無用に混んでいない電車での移動はわりと好きだ。