クチニニガシ

zushonos2008-03-10


うかつに休むと翌日頭痛が発生するのは困ったものだ。今日も夕方から頭痛が発生し、夜間に激しくなる。
家に帰れば先日病院で処方してもらった頭痛薬(顆粒)が余っているはずだ。市販の薬はなんだか嫌だが医者が処方してくれた薬は盲信する俺様は、これに期待して帰路に着いた。
帰宅後、牛乳を温めて飲んだあと、頭痛薬を探し出して服用を試みる。ところが飲料が見当たらない。昨日の夜淹れたプーアル茶の急須が机上にあったが、中身はほとんど残っていなかった。
ここで、普段薬を服用しない私は、蛮勇を働いた。液体なしで服用することにしたのだ。唾液で飲み込めばよいと考えていた。
薬の小袋を開封し、袋の側方を挟むようにつまんで、間口を広げる。自らの口を開け、斜め上方を向き、薬を注ぎ込む。顆粒は喉にも流れていくが、舌の奥の方に堆積するものも多く、ざらつきが感じられた。
薬の袋が空になると、顔を水平に戻し、舌に残った顆粒を流し込むべく、舌を口蓋に押し当て、唾液もろとも飲み込もうとした瞬間になって初めて、するどい苦味を感じた。たぶん化学物質ならではの苦味。わずかに酸味もあるかもしれない。してみると金属っぽいともいえるだろうか。しかも、この苦味は舌に残って離れない。
仕方なく水道水を飲む。一杯ではほとんど効果がない。もう一杯飲むが、わずかに落ち着いたのみ。こうなったら甘いもので中和するしかないと判断し、チョコパイを食って、ようやく落ち着いた。
ここまで書いた時点ではしかしまだ頭痛は治まらない。