きかい

zushonos2007-11-09


真ん中が窪んだスウィッチとか、がちっと押し込むスウィッチや、ギザギザのチューニング用ダイヤルつまみなど、いかにも機械というものを近頃見ませんね。

先日、かつて何事かがあって取引が途絶えたという会社との取引再開のため、先方を訪問した。先方は20人弱の会社で、弊社の業務を請け負ってもらうという関係だ。
ところで私自身は立派なビヅネスマンとは言いがたいと自負しており、このときも一定のいい加減な格好をして行った。普段からそんな態度ではあるが、名刺交換という行為については、一般的な様式、つまりは「自分の名刺は相手方から読める向きで、片手で差し出し、相手の名刺は両手で受け取る」というあれを実践している。
今回、先方の全員と名刺交換をしたのだが、自身の態度の悪さを暗に非難されたのだろうか、実にさまざまなスタイルで名詞を渡してもらった。両手で名刺を渡されるのは却って丁寧なようにも受け取れるからまあ良いとして、文字が先方を向いた状態で渡される例が3割くらい。一番驚いたのは、曲げた人差し指と中指の間で挟んだ状態から、指をこちらに向かって伸ばして、こちらに渡してくれた例である。なんつうかこうカードゲームのディーラーっぽい動き。これはもはや奇怪とさえ感じられて、かっこよかった。