tea time - 「手痛い停滞って一体」って言いたい

そういえば「一体全体」というのは文章では見たことがあるが、口に出す人を見たことがない。とはいっても「ガンバ」という人がたくさんいたのだから、どこかにいるのだろう。
昨日までの5日間の夏期休暇は、和歌山県での散髪と、大量の王子の発見、そして将来の愛車候補発見に費やしたが、半日余った。前日長時間運転した以外は、おおむね休養できたと思われたので、うまいものを食い過ぎて体重増加という悪条件はあったが、クライミングジムに出かけた。
盆休みの最中、しかし平日、19時という条件が揃ったためか、ジムはこれまで私が出かけた中で最も人が少なかった。そんな中で、まずは前回安定的に達成できるようになった5級の課題に挑戦。無事達成したのだが、どうも前回来たときと比較して、手や腕の疲労が抜けていないというか、むしろ悪化しているような感覚がある。試みにオーバーハングした壁の6級や7級の課題に挑むが、体の重さも手伝って辛い。これはいかん。年恰好背格好が私の父親に酷似したおっさんがオーバーハングを軽々とこなしていくのが悔しかったが、自分にできないものは仕方がない。腕力よりも(多分)バランスが重要な垂壁や、若干前傾した壁に注力することにした。

後半はひたすら写真の赤細テープの課題(足限定)に挑戦。わたくしごときには、スタートのホールド(写真右中段下のでかいやつ)に右足を乗せるのが最初の関門なのだが、これは前回まったく問題なくクリアできたいた。しかし、今回はこれがなかなかクリアできない。しばらく繰り返すうちに、ようやく手順を思い出してここはクリア。思い出すまでにはすべって顎打ったり膝すりむいたりもう大変。
次の関門は、左に2つ移動した足場に両足を乗せ、両手を張りぼてに生えているホールドに移すこと。右手をホールドに移す際にバランスを崩して落下することあまた。それでも繰り返しているうちに、どうにか両手を移すことができた。ところが、張りぼてが気になって、次の一歩を踏み出すときにバランスを崩して落下。疲れたのでここで終了。結局進歩なし。
休養十分と思っていただけに、ここでの停滞は手痛い。ついでに文字通り手痛い。