有様

early summer - 初夏の爽やかな気候は過ぎ去っていよいよ梅雨の只中、時折の晴れ間はまぎれもない盛夏の趣を見せる昨今である。
盛夏といえば兵六餅で著名なセイカ食品はその沿革を見ると鹿児島製菓からセイカ食品に改名したらしい。菓子製造が中心なのだからセイカ製菓にすればよいと思うのだがこれは気のせいか。もし賛成か反対か問われたら、静観せず正解に向かって突き進むことで得られる達成感を求めるような生活をしたいという性格である。意味がわからなくなってきたので終了。
ともかく夏来たりといったところか。
なつきといえばいろいろあるが、元水面下前地上現ジョージタウンの兄貴のご息女がその筆頭であろう。彼女は、いろいろなおっさん(のみならず若者も)キラーとして大成しそうなルックスと決め台詞、またそれを発言する間を生まれながらに備えている。が、現状ではいささかエクストリームな活発方向に重心があり、父親の「『かわいい』と言われるのと『おもしろい』と言われるのはどちらが良いか」という問いかけに対し後者を選んだという。先日は高いところから落ちて鼻の頭をすりむいたそうで、大きなかさぶたになっていた。
末恐ろしいが、わたくしといたしましては似顔絵

まで描いてもらったこともあり、全面的に大ファンで、僭越ながら「なっちゃん」呼ばわりさせていただいている。
なっちゃんといえば「ナッちゃん」という漫画の面白さに、本編の連載終了後、Oh!スーパージャンプ(いざ書いてみると大変な誌名ですね)で始まった(たぶん)連載の「東京編」で気づいた。で、漫画喫茶で既刊を一気に読んだ(正確には全21巻を3回くらいに分けて読んだ)。これは良い。
この漫画は概ね以下のような内容である:死んだ父ちゃんの跡を継いで、関西のとある町工場を一人で切り盛りする(母ちゃんが経理やるけどね)ナッちゃん。継いだ直後は「娘っ子にできるわけがねえ」「町工場にできるわけがねえ」と馬鹿にされるが、父ちゃんの「できるかできないかを考えるのではなく、どうやったらできるかを考えるのだ」という教えを守り、また父ちゃん譲りのアイデアと技術でなんとかしていくうちにおっちゃんたちの信頼を勝ち取ってなんとかし続けるぜ。
私は平素、スーパージャンプにつきましては、平松伸二宮下あきら車田正美高橋陽一寺沢武一の漫画くらいしか読まず、その他大勢の漫画でしかも姉ちゃんが主人公、ほかで見たことがない作者、(失礼な意味で)スーパージャンプにふさわしい絵という組み合わせで、中途半端なエロマンガか何かだろうと決め付けていた。劇中に登場する「娘っ子にできるわけがねえ」と言っているおっさんと同じでしたね。
作者のblogもありましたよ。

ナッちゃん 1 (ジャンプコミックス デラックス)

ナッちゃん 1 (ジャンプコミックス デラックス)